目の醒めるカンテ。

f:id:kati-bow:20191117082047j:image

もはや進退極まった、と思うことがある。

その度に、努力してんのかオレは、と問う。

プラトーってやつなのかもしれないけれども。

そんな時も、どんな時も、たゆたえども沈まずの精神が大事なのだが、立ち位置が知りたくなる。

 

3〜4年前に、見上げたカンテ。

ずっと記憶の淵にあった。

触りもせず、こりゃ無理と諦めたのと、これはいつかと思ったのを覚えている。

数年の時を経て、"いつか"がきたのを感じ、カンテに両手を添える。

 

あれよ、あれよ、と高度を稼ぐ。

寄せてはクロスの連続が続き、ピンチを捉えたら、右手でリップをはたく。

左手をラップ持ちで寄せたなら、仁王のようなポーズでマントルを返す。

 

リップまでの八手を楽しむ余裕とマントルを修正する余力。

三日目の一トライ目は神がかっていた。

週二回のジム、30分のジョギング、昼休みのチューブトレーニング。

少しは身になっていたんだなぁと思う。

自分のピークは、過去か未来かなんか気にしていたことが恥ずかしい。

 

今、立っているスタンスが自分の立ち位置だ。

ま、マイペースにやっていこう。

良い時も、悪い時も。

眠気と迷いから、目の醒めるカンテでした。