もはや進退極まった、と思うことがある。
その度に、努力してんのかオレは、と問う。
プラトーってやつなのかもしれないけれども。
そんな時も、どんな時も、たゆたえども沈まずの精神が大事なのだが、立ち位置が知りたくなる。
3〜4年前に、見上げたカンテ。
ずっと記憶の淵にあった。
触りもせず、こりゃ無理と諦めたのと、これはいつかと思ったのを覚えている。
数年の時を経て、"いつか"がきたのを感じ、カンテに両手を添える。
あれよ、あれよ、と高度を稼ぐ。
寄せてはクロスの連続が続き、ピンチを捉えたら、右手でリップをはたく。
左手をラップ持ちで寄せたなら、仁王のようなポーズでマントルを返す。
リップまでの八手を楽しむ余裕とマントルを修正する余力。
三日目の一トライ目は神がかっていた。
週二回のジム、30分のジョギング、昼休みのチューブトレーニング。
少しは身になっていたんだなぁと思う。
自分のピークは、過去か未来かなんか気にしていたことが恥ずかしい。
今、立っているスタンスが自分の立ち位置だ。
ま、マイペースにやっていこう。
良い時も、悪い時も。
眠気と迷いから、目の醒めるカンテでした。