育児休暇を取得して二週間。
オムツを交換すること、早朝にミルクを飲ませること、泣き止まないこと。
それが特別ではなく、日常になってる。
そして、隙間にクライミングをすることも。
それもまた、生活に息づいてる。
育児も岩登りも、生活の一部。
スペシャルなイベントではなく、日常茶飯事。
食事と一緒で、今日というパズルのピース。
だから、そのワンピースが足りないともどかしくなる。
育児は、毎日だけど、クライミングはいつでもって訳にはいかない。
だけども、クライミングジムはそうだし、フィットネスジム、家でのトレーニング。
何もできない日はレストと、どこかでクライミングした気になってる。
欠くことの出来ない人生のピース。
ピースがはまった日は、気持ち良く眠れる。
パズルをコンプリートしたようで。
どちらかというと、ルーティンをこなす派だから、毎日、同じことを重ねる方が好み。
だから、新しいピースをはめ込む余白を作るまでに時間がかかる。
1日は24時間だから、どうしてもピース数は限界がある。
場合によっては、はまらなくなるものもある。
一方で、形を変えてはまるものも。
それらを取捨選択しなくてはならないのが悩ましい。
諦めなきゃいけない事もあるから。
でも、そこで残った欠片が、今の自分の人生で必須なものなんだろう。
二週間かけて、ようやく今の生活パズルが完成した感じ。
また、完成させてはバラバラに、完成させてはバラバラにを繰り返していきたい。
でも、新たなピースを加えることも続けていこうと思う。
まだまだやりたいことがあるし、行きたい所もある。
とはいえ、育児休暇期間は、スペシャリティなことも楽しみたい。
美術館に行ったり、映画を見たり、e-ラーニングを受けたり。
何より、抱っこするという時間も期間限定のものだからより大事にしたい。
そして、非日常から新しい日常も生まれるのだと思う。
簡単なパズルが確実に作れるようになったら、複雑なパズルにチャレンジする時。
一度、手放したピースもいつか拾える時がくる。
だから、ゴミ箱に捨てずに、心の隅っこに置いておこう。
きっと必要なパズルのピースなのだから。