ウクレレ。

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ウクレレを手に取ってみた。

ベニヤ板で、おもちゃのような楽器が家に来てから一か月。

毎日、触れている。

三日坊主になるかと思っていたのだけれども。

隠された才能が開花するわけでもなく、一本指で押さえられるコードをいったりきたりするだけ。

でも、ジャカジャカすると我を忘れられる。

 

きっかけは「Blutch」というフランス語で字幕も無い映画。

おっちゃんが旅をしながらバイオリンを弾く姿を見てて、ただただ楽しそうだなと感じた。

バイオリンはキャラじゃないし、ギターは大き過ぎる。

そこで、白羽の矢を立てたのがウクレレ

 

Blutch

Blutch

  • 発売日: 2019/08/30
  • メディア: Prime Video
 

 

はっきり言ってヘタクソである。

ジャイアンの歌声よろしく、聴き苦しい。

でも、誰にも見向きもされず、自分自身も何も考えず、ただ弾いてる。

時間を忘れられる。

そう、クライミングをしている時と同じように。

 

楽器なんて高校生の音楽の授業以来で、苦手だし嫌いだった。

だけど、大きな違いがある。

学校で演奏する音楽は、ミスが無いように、上手く音が出るように、ビクビクしていた。

独りで奏でるウクレレは、テンポ悪いし、リズム感はないけれども自由だ。

楽器を苦手だけど、少し好きになれた気がする。

 

省みれば、授業でも間違えていいから、調子外れの音でいいから、笑いながらやってたら良かった。

何をやるにせよ、うまくやろうとか、恥ずかしいとか、そういう感情を捨てられたら、楽しめるもんだと今更ながら気付く。

ウクレレもどうなるかわからないけど、楽しいと感じるなら続けるし、つまらなくなったら止めようと思う。

つまらないことをおもしろくする術を身につけたい。

 

一人でツアーに行った夜、車やテントで弾いてみたい。

一年続いたら、Jack Johnsonのスコアを買いたい。

ハワイに行ったら、ハワイアンコアのウクレレを手にいれたい。

出来るか否やわからないけど、肩肘張らずやっていこう。

Strum & Sing Jack Johnson: For Ukulele - Vocal

Strum & Sing Jack Johnson: For Ukulele - Vocal

  • 発売日: 2011/11/01
  • メディア: ペーパーバック