人と接していると、自分のセンスの無さを垣間見る。
センスとは、物事の感じや味わいを微妙な点まで悟る働きや感覚。
鍛えられるものであるけれども、もともと備わっているものな気がする。
振り替えると、自分は先天的なものが乏しかったと思う。
長年、同じ趣味や仕事をしていると、それが鼻につく。
追い越されたり、取り残されたりする度に、センスの無さを感じる。
これまで、やってきてこんなもんかと。
でも、こんなもんっていうのが、ささやかながらも、努力して身につけたものなんだと愛おしい。
小さな事なんだけど、体に息づいているのがわかるから。
先天的なものが少ない分、後天的に手に入れたものが豊かっていうのも悪くはない。
それは、ほんの小さな物事かもしれないけれども、"まあいいや"って思う。
だって、オレは、その"まあいいや"を身に纏って何とか生きてきたから。
ま、これからも、ノーセンスでやっていこう。