映画って本当にいいもんですねぇ。
金曜の夜は映画と決めている。
時間があれば、土曜も日曜も。
何を観るのか、気まま、思うまま。
"Lucky "、"わたしはダニエルブレイク"、"家へ帰ろう"。
今の心境なのか、おじいちゃんムービーが多い。
強面だけど心優しいおじいちゃん。
旅に出て友人に再会するおじいちゃん。
もう一度恋するおじいちゃん。
そんなグランパ達に共感する週末を重ねる。
歳を取るのも悪くないなと、思うようになってきた。
「老いる」っていうのは、喜びとか、渋みとか、哀愁とか。
そういうものを見に纏っていくことなんだろうなと感じるようになった。
映画のおじいちゃんは様々な生き方をしている。
金持ちもいれば、貧乏もいる。
偏屈もいれば、素直もいる。
一人暮らしもいれば、家族暮らしもいる。
すごいなと思うのは、役者さんがそういう人生を歩んできたという顔をしていること。
顔は人生の履歴書っていうけれども、自分はどんな顔になるんだろう。
というよりは、今、どんな顔をしているんだろう。
未来に備えたり、将来に不安を覚えたりするより、現在を楽しむことと目の前のことでうろたえる方が大事だよなと思う。
未来に備えなくて、後悔しているおじいちゃんも映画にはいたけれども。
C'est la vie.
それも人生だ。
いや、映画って本当にいいもんですねぇ。