報告会に参加するために大学へ。
学生だらけの食堂で肩身の狭いランチを食べる。
周りを見回すとそこは大学。
喧騒的なキャンパス。
妙に細かいパワーポイント。
ちょっと言葉足らずなプレゼン。
リーズナブルな学食。
修士に課程に進まなかったことへの後悔。
ちょっとセンチメンタルになる。
研究発表をする学生の姿を自分に重ねる。
何もわかっていないのに、自分が第一人者になったつもりで粋がって発表してたなと。
恥ずかしい話だけども、何でも出来るし、何にでもなれると信じてた。
きっと社会に出ても通用する。
そんな無敵感が懐かしい。
会社に入って、高い鼻はへし折られて。
自分の無力さ味わって。
ダークサイドへ陥って。
暗闇の中で、自分のやりたいという光明を見つけて。
卒業してからの時間は、そういう流れだったと感じる。
もう一度、学生に戻りたい。
誰しもが考えること。
自分もそうだし、今なら社会に役立つ勉強ができると思う。
誰でも一度は思うところを、何度も思ってきたんだから、まだ想いはあるんだろう。
時は来るかもしれないし、来ないかもしれない。
だからこそ、その時がきたら飛びつこう。
もし、その時には、堂々と学食を食べよう。