小川山遠征-林の中での巻

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1年半振りの小川山。

ここには、死ぬまでに登りたい課題が二つあります。

グロバッツスラブとtwo monks。

これは、どうしてもやりたいです。

もちろん、理由は見た目がかっこいい。

以上。

と言いたいところですが、初登者の影響が大きいです。 

 

グロバッツスラブは、初めて買ったロクスノに載っていたのを今だに覚えてます。

一本指のポケットなんて持てるんだと驚きました。

Ninja の記事を読んで、かっこいいよ、グロバッツと素で思いました。

 

two monks は、クリス•シャーマが開いた課題です。

自分が登り始めた頃のスターといえば、デイブ•グラハム、トミー•コールドウェル、そして、クリス•シャーマだったと個人的に思います。

Dosage も出たばかりで、アホみたいに観てました。

特に、シャーマのRealization は、鳥肌が立つくらい衝撃でした。

 

いつか、ああいう風になりたい。

きっと、なれる。

そう、一度は思いを抱くのではないでしょうか。

影響を受けたクライマーに近づける(そんな気がするだけ)。

まぁ、理由は何にせよ、登りたいものがあるのは良いことです。

 

今日は、グロバッツスラブをメインにトライ。

もう何度、この林の中のボリダーにきたことか。

左足よ、もう少し、もうちょい、上がってくれ。

そんなことを繰り返している内に、心の灯火が揺らぎ始めたので敗退。

経験上、独り言が多くなった時は登れないので移動しました。

少しだけ、かじったTwo monks 。

得意のカチも、よれよれで、指が開いてしまう。

不完全燃焼で終わりました。

 

小川山に来る理由は、この二つだけ。

だけれども、まだまだ来ることになりそう。

毎回、自分の弱さに意気消沈してしまいます。

だけれども、諦めずにやり続けよう。

初登者の二人を尊敬するのは、今だに第一線で活躍していることです。

ストイックなグロバッツと笑顔が素敵なシャーマ。

強くはなれなくても、こういう部分は見習いたいものです。

その体現が、小川山に来る本当の理由なのかもしれません。