チャーシュー。

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復興という言葉が好きじゃない。

なんだか、後ろ向きな気がして。

戻らないものもあるし、戻れない。

だったら、前に進もうよ。

言い方の違いだけなんだけど。

そう、考えてしまう。

震災から7年。

今年も、エネルギッシュな人達に会いに南相馬へ。

 

故郷の農家さんの力になりたい。

そういう思いを持って、帰郷し2年。

何も出来ないでいる。

逆に、エネルギーを頂いているような始末。

そもそも、口に出るのは絵空事ばかり。

現実を見つめてなかった。

いや、わかってなかったというのが正しい。

 

努力すれば何でも夢は叶う。

それは、ちょっと違う。

努力すれば叶う夢もある。

これが、しっくりくる。

現実的に、何が出来るか。

具体的に、農家さんに出来ること。

それって、何だろう。

見えてきたような、わかってきたような。

 

震災前よりおいしい豚肉は作れていないそうだ。

それでも、今のベストを出していこう。

と、試行錯誤しているよう。

“孫がオレの豚で作ったチャーシューなんだ。”

と恥ずかしそうに、ほんのりピンクのロースを愛でる。

“ちょっと塩気が足りないんだよなぁ。”

と言いつつ、自信たっぷり、厚切りを勧めてくる。

前向き過ぎるよ。

 

そんな大好きな人達の力になりたい。

といっても、顔を出すことくらい。

たった、それだけ。

それだけでもいいや。

それだけでもいいんだ。

今、この身で出来る何かをやっていこう。