春夏秋登。

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今年は、ずっと同じ山通い。

風がビュービューの春。

陽がギンギラギンの夏。

紅葉がマーブリングの秋。

どの季節も魅力的。

今が、ベストシーズンにしてラストシーズン。

 

春は、お馴染みの課題をリピートして始まる。

毎年、登れずにへこんだり、ムーヴが変わったり。

自分が退化してるんだか、進化してるんだか悩ましい。

「石の人」のスタートに、指をねじ込む。

今年は、痛くないなんていう淡い期待を持って。

当たり前なんだけど、相変わらず痛い。

 

夏は、汗を拭いながらアプローチを歩く。

今の内に、ホールドの持ち方、スタンスを固めようといそいそと。

サンサンと輝く太陽。

モクモクと湧き出る雲。

サラッとした爽やかな風。

ライミングというよりハイキング。

ムーヴは出来ませんでしたが、健脚が作られる。

 

秋は、今日で決めよう、今日で最後にしようと、砂利道を車で走る。

ホールドは相変わらず痛いけれども、アプローチはもう辛くはない。

少しずつ、少しずつ高度も上がっていく。

マントルにまで到達し、次で最後だと意気込む。

その辺りから、調子を崩して、スタートすら出来なくなり、今日を迎える。

 

春から夏にかけて固めたムーヴを今更変える。

良い感じなんだけれど、地団駄を踏むばかり。

前向きだったあと一日も、後ろ向きなあと一日になる。

今日で終わりにしようって。

岩を背にした直後は、そう思う。

もう一日やってみようって。

駐車場に戻ると気が変わる。

あと一日、もう一日と続ける間に、シーズンオフが迫って来た。

「冬」か「登」のどちらが先か。

わからないのだけれども、あと一日、もう一日はまだ続きそう。