みちのく独り旅-衝動の太平洋編-

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息がつまっている。

このままじゃ、駄目だ。

どっか行こう。

そんな衝動で、車を走らす。

目的地は、太平洋。

 

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青森。

高さのあるスラブを一撃。

上司のパワハラ効果もあり、落ち着いて処理できた。

ちょっと成長したかなと鼻高々。

その後、ぐるっと一回。

直感でピンときたラインを打つ。

名前は「葉月」。

小さいポッケから大きなポッケにドーン。

という感じの課題。

ドーンが苦手なので、引きつけ作戦を試みる。

中継ホールドには届くけれど、止まらない。

あーだ、こーだしている内に指皮は無くなる。

集中力も消え去る。

鼻をへし折られて終了。

 

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岩手。

ずっと来たかった侍浜。

お目当ては「神龍」。

一目で分かるラインの美しさ。

ランディングは岩盤。

まあまあな高さ。

マットがもう一枚あったら登れてた。

そう思う。

高さ、ランディング、一人。

即ち、コントロールして落ちる必要がある。

ギリギリじゃ駄目。

余裕を持ってリップを取らなきゃ。

それに捉われ、最後の一伸びが出来なかった。

それが、今の実力と受け止めるしかない。

だけれど、自分の置かれた状況の中で、出来る限りのトライは出来たと思う。

 

ライミングの結果たるや散々なものだった。

また、宿題が増えた。

そうかもしれない。

ここに来る理由が増えた。

そう考えた方が楽しい。

そもそも、過去の例からしても遠征して結果を出した記憶がないので、期待してない。

それに、目的は達せられた。

 

過去にも、息がつまって、どうしようもない時期があった。

その時は、じっと我慢していた。

それが最良の方法と信じ、誰もが通る道だと思って。

結局、悶々とした毎日を過ごし、家族や友人に迷惑をかけた。

同じことを繰り返したくない。

そんな思いもあり、息を吐き出したかった。

深呼吸が一番の目的だった。

 

久しぶり過ぎて、テントの張り方忘れたり。

野良猫に夕飯を奪われたり。

トポが無いから彷徨ったり(野坂さん、お世話になりました)。

登りの他も散々だったけど、ゆっくり呼吸出来た。

古臭れた何かを吐き出し、新鮮な何かに吸い込んだ。

また、息がつまったらどこかへ行こう。

今度は日本海に行きたいな。

そう、みちのく独り旅は日本海編へと続くのだ。