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こだわってみる。

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"失敗は貴重な果実である。過程という曲がりくねった蔓に実る果実である。"*1

哲学の本かと錯覚します。

服部さんのサバイバルシリーズも、心に響きました。*2-4

確固たる信念を持っている。

山野井さんもそう。

杉野さんもそう。

文章が上手い。

そして、妙なこだわりがある。

 

こだわり=スタイル。

こう定義しても良いかなと思います。

形成に至る要因は色々。

ライミングを始めた環境。

ライミングを教えてくれた人。

中でも、クライミングを始めた時期の影響が大きいのではないでしょうか。

 

自分は、中途半端な時期に始めた気がする。

岩場に行く人とジムのみの人も半々くらい。

ボルダーも、リードも、半分くらいだったような記憶があります。

そんな時代に、流されました。

当初は、リードがメインでしたしね。

そして、グレードを追ってもいました。(その割に、二段と13a。)

 

その当時、二段を登る人は、そう多くはありませんでした。

それが、二段は当たり前。

五段、六段と時代は変わりました。

"時代も変われば空気も変わるし、人の考えも変わる。"*5

逆を言えば、人の考えが変わるから、空気も変わるし、時代が変わるのだと思う。

 

このグレードが、登れない。

みんなが登った課題を、落とせない。

後から始めた人達に、追い抜かれる。

恥ずかしいやら、情けないやら。

それで、登るのが辛くなったという時もありました。

時代と空気、そして他人に、翻弄されたクライミング人生でした。

 

そんな登攀難民が、漂着したのは、家の近くでボルダー。

近場で、静かに、登る。

ここ半年は、そればかり。

ハードでも、ハイボールでもない。

簡単で、小さな岩。

グレードより、熊に出会う危険が高い。

 他人から見れば、つまんないかもしれない。

でも、シンプルに。

かつ、自分の力で。

んで、腰を据えて。

自分なりのこだわりを、体現出来ている実感があります。

 

流行に流されても。

グレードを追っても。

何でも良い。

何となくでも、良いかと思う。

だけど、そこにこだわりが、あると深みと面白みが増してくる。

料理にこだわるのと同じように。

どうせなら、もっと上手になりたい。

何よりも、もっともっと楽しみたいですよね。

 

*1垂壁のかなたへ https://www.amazon.co.jp/dp/4560082057/ref=cm_sw_r_cp_api_gJMdybRP096DB

 

*2サバイバル登山家 https://www.amazon.co.jp/dp/4622072203/ref=cm_sw_r_cp_api_g9NdybBVYDQED

 

*3サバイバル!―人はズルなしで生きられるのか (ちくま新書) https://www.amazon.co.jp/dp/4480064524/ref=cm_sw_r_cp_api_d-NdybDJ6QNPN

 

*4狩猟サバイバル https://www.amazon.co.jp/dp/4622075008/ref=cm_sw_r_cp_api_d.NdybG807VMA

 

*5パン屋再襲撃 by 村上春樹
https://itun.es/jp/pdxhfb.l